0歳8ヶ月で川崎病の診断!発熱から入院まで

「川崎病」

この診断を受けるまで、病気の詳細を全く知りませんでした。3人目にして、初めて知った病気でした。

0歳8ヶ月でかかった川崎病。息子の症状と経過についてみなさんに知って欲しいと思っています。

というのも、息子の場合は風邪とあまり変わらない症状で、ネットでは色々と症状が書いてはありますが、

私が異変?に気付いて病院へ行こうと思えたのも、たった1つの症状を見つけたことでした。

異変を感じていなかったら、そのまま風邪が治るのをまつように過ごしていたかもしれません。

川崎病は早期治療が大事なので、知識として頭の片隅に入れて置いて欲しいです。

川崎病とは

全身の血管が炎症を起こす病気です。
後遺症として心臓に後遺症が残る場合があります。

原因は不明と言われていますが、女の子より男の子の方が発病が多いと言われています。

主な症状としては、

  • 発熱
  • 両方の白目の充血
  • 唇や舌が赤くなる
  • 発疹(BCGの跡が赤く腫れる)
  • 手足が赤く腫れる
  • 首のリンパ節が腫れる

上記の6つの主要な症状のうち5つ以上、

または4つに加えて冠動脈病変が確認された場合に『川崎病』と診断されます。

我が子は発熱があり、BCGの腫れが確認できたことで、

親である私が異変に気付くという感じでした。

治療方法

一般的に『アスピリン療法』
『免疫グロブリン療法』

血液製剤の一つである、免疫グロブリン製剤を静脈内へ点滴で入れます。

重症な場合は、免疫グロブリン製剤の追加投与、

その他の薬(ステロイド薬、抗TNF-α薬、その他の炎症物質を抑える薬)や

血漿交換療法による治療などが行われます。

発症から約10日以内に治療が大切だと言われていますので、早期発見が重要と考えられています。

血液製剤を投与することの説明、メリット・デメリットについては、

先生からの説明がありますので、分からないことはきちんと確認をして解決するとよいです。

▼より詳しい治療の内容はこちらから▼

川崎病について詳しいHPはこちらから

息子が川崎病と診断されるまで

1日目:いつもの風邪のような発熱

保育所から、お昼寝明けから38度超えていると電話。

迎えにいくと鼻水が出ており、眠そうな様子でみるからに具合いが悪い

小児科では鼻風邪という診断で鼻の薬と頓服薬をもらった。

しかし、熱があっても、動きはいつもとあまり変わらない。

夜は鼻詰まりもあり、なかなか寝ない。何度も起きては、添い乳をした。

2日目:熱は下がらず、機嫌が悪い時が多くなる

風邪の症状であったので、申し訳なかったが、母に預け仕事へ行った。

午前中はずっとグズグズと泣いてしまっているが、寝たり起きたりしているとのこと。

寝不足が原因で機嫌が悪かったかなと思っていた。

お昼寝をしっかりできたので、帰って来た時には少し機嫌が良くなっていた。

いつもよりは具合は悪そうであるが、食欲もあり、笑顔も見せていた。

お風呂に入っていなかったので夜はシャワーをした。

その時に腕のBCGがこんもり赤く腫れているように見えた。

熱がでた時に腫れることがあったかな?と疑問に思った。

即ネット検索をし、川崎病という病名が出てきた。

その他の症状については、足の裏は確かに赤いような・・・

ただ、赤ちゃんの普段の色と言われれば、そんな色な気がした。

食欲もあり、普段の風邪の症状とあまり変わらない

熱が下がらないので、念の為翌日小児科へ行こうと思った。

夜中は寝付けないようで、何度も起きてしまっていた。

3日目:川崎病の診断、即入院、治療

予約した11時に小児科へ。

38度台の熱が3日下がらないので、インフルエンザと溶連菌などの検査をした。

検査の結果は陰性で鼻風邪かな?という先生に、疑いもしなかったBCGの跡の腫れについて伝えた。

先生は一瞬顔色が代わり、院長が診察にきた。

BCGの腫れと血液検査の結果をみて、

川崎病の疑いがあるので、直ぐに、大きな病院へ行くようにと言われた。

病院の紹介を受ける際、

「24時間付き添いは可能か?」という質問を受けた。

入院期間は少なくとも2週間はかかるとのこと。

その場で、24時間入院付き添いができるか?出来ないか?決めなくてはならなかった。

夫は単身赴任で不在、

実母の援助はあると思うが、上の子2人のことを思うととても悩んだ。

心の準備が全くできていない状況で、

病院を決めるという判断はすごく迷いが生じた。

結果、24時間付き添いは無理だと判断し、付き添いなしの病院を選んだ。

それからは、すぐに病院へ紹介状を書いてもらい、車で20分かけて向かった。

病院へ到着し、受付を済ませると

  • レントゲン
  • 心臓のエコー
  • リンパのエコー

を取り、血液検査等を行った。

先生の診断は

  • 発熱
  • BCGの腫れ

に加え、

  • 目の充血
  • 唇の赤み

上記症状が見られるとのことで

川崎病の診断。

我が子は、発熱3日目で早い入院なので、

症状が顕著にあらわれていなかったが、時間がたつにつれて急速に症状がみられることがあるので

早期治療を開始したいと言われ承諾した。

その後、川崎病の説明を別室でうけ、治療方法について説明をうける。

その時初めて、血液製剤を使った治療が必要ということを知る。

先生からのメリット・デメリットなどの説明を丁寧にしてもらい、治療へのサインをその場でした。

病院についてから、考えたり、悩んだりする時間などなく、全てが1時間程度で進んで行った。

お腹が空いている我が子は処置室の中で、絶叫して泣き叫んでいた。

その後、点滴をされた我が子と対面。24時間点滴開始。

24時間後の経過で、さらに点滴が必要かどうかが決まる。

看護士さんも、お医者さんも、不安な気持ちに気付いてくれていて、優しい言葉をかけてくれた。

子供の入院に必要なものは翌日でよいとのことで、寝かしつけをして面会時間終了となり、眠る我が子を預け、帰宅した。

実母がお迎えに行ってくれていたので、急いで家に帰ったが、上の子二人も弟の入院にすごくショックを受けていた。

心配な状況が続くが、早期に入院出来たことで、安心もあった。

この時に、入院費の説明や治療費の説明は無かったので、インターネットで費用についても検索した。

高額医療制度が適用になりそうということは分かったが、どういう手続きが必要になる等

調べなくてはいけないことがあった。

入院について

入院にあたり、判断や決断を直ぐにしないといけないことが多かったです。

もちろん病気を治すことが最優先なので、当たり前のことなのですが、

子供が入院するということが初めての体験であったので、

動揺していて、正常な判断がしずらい状況ではありました。

また、誰にも相談出来ず、その場で判断したのでとても不安でした。

そういった、緊急な事も子育てをしていると直面する事があるので、

出来るだけ事前に決めておけるとよいとも思いました。